加工技術紹介
溝加工
あらゆる溝幅、溝の深さ、溝のピッチについて高精度の加工が可能ですので、お気軽に弊社営業担当までご相談ください。
ねじ切り溝加工
薬品塗布等に用いられるロールコーター用のローラーとして、ストレートのゴムローラーにねじのような溝を入れることでローラーの表面積を高めることが目的です。
各種加工の中でも、当社で最もご依頼の多い加工で、細かいコーティングロール溝を高精度に加工することが可能です。
主にプリント基板や液晶用の塗布ロールとしての実績が多数ございます。
縦溝加工
目的:
プラスチック等に型づけをする。ゴムローラーの放熱を助ける。ゴムローラーに軟らかさを与える。摩擦係数を上げる。
用途:
段ボール(くわえ込みローラー)、フィルム製袋用送りローラー、絞りローラー
横溝加工
目的:
ベルト等のスリップ及び蛇行防止。プラスチック等に型づけをする。ゴムローラーに軟らかさを与える。摩擦係数を上げる。
用途:
フィルム・段ボール(くわえ込みローラー)
ヘリカル溝加工
目的:
ベルト等のスリップ及び蛇行防止。ゴムローラーの放熱を助ける。
用途:
合板、鋼板等のベルトサンダ用ローラー
Wヘリカル溝加工
目的:
布、紙等のしわを伸ばす。ベルト等のスリップ及び蛇行防止。ゴムローラーの放熱を助ける。
用途:
蛇行防止及びシワ伸ばしを要するローラー、フィルム・合板・鋼板用各種ローラー
ダイヤカット溝加工
目的:
ベルト等のスリップ及び蛇行防止。ゴムローラーの放熱を助ける。フィルム・紙のフィット性を高める。
用途:
フィルム・紙のエアー抜き、フィット性を要するローラー
クラウン加工
L/D(ローラー面長/ローラー直径)の大きいローラーやローラー圧力の高い用途ではクラウン加工をお勧めします。
テーパークラウン
目的:
操作中におけるローラー本体のたわみの補正(均等接触)
用途:
コンベア・プーリ等
ラジアルクラウン
目的:
布・板・紙・フィルム・金属箔のストリップの通過を最適に行わせる(蛇行防止)。特にL/D(ローラー面長/ローラー直径)の大きいローラーやローラー圧力の高い用途ではクラウン加工をお勧めします。
用途:
絞り、貼り合わせ等
逆ラジアルクラウン
両端より中央部を細く加工し、搬送物の脱落を防止するためのガイド等に適応いたします。
用途:
ガイド等
その他表面加工
その他、お客様からのご要望の多い加工について紹介させていただきます。
クレープ加工
ゴムローラー表面を化学物質で処理することなく表面状態を変えることで、グリップ力や摩擦力を増強させ、ローラー表面の面粗度を高めます。
尚、ゴム材質、ゴム硬度により効果の度合いが異なりますので、表面状態(仕様)を含めて是非ご相談下さい。
低摩擦処理加工
ゴムそのものの特長を損なうことなく、ゴム表面の摩擦係数を小さくする表面処理加工です。
ローラー表面へのゴミ・ほこりの付着防止やフィルム等の巻き付き防止の効果があります。
※写真のローラー右半分が低摩擦処理加工を行っております。